内視鏡検査を受ける前に食事はできる?終わったあとは?

内視鏡検査を受ける前には食事制限がある

内視鏡検査を受けるのであれば、前日夜から食事制限をする必要があります。食事制限といっても断食をする必要はなく、消化に良いものを食べるようにと指導を受けるでしょう。具体的には消化に悪いキノコや海藻といった食材を避け、うどんやお米などが推奨されています。内視鏡検査を初めて受ける際には、どのようなものを食べて良いのか分からない方も多いですが、事前にクリニックでしっかり説明を受けるので安心してください。ただし、内視鏡検査を受ける当日は検査が終わるまで、水やお茶以外を口にすることはできません。

内視鏡検査が終わった後は好きなものを食べていいのか

内視鏡検査が終わったあとには、食事をして構いません。ただし前日の夜から消化に良いものしか口にしていないため、脂質の多いメニューや大量に食事をすると胃腸に負担がかかることもあるようです。前日ほどの制限は発生しないものの、できるだけ消化に良い食事を心がけると良いでしょう。また、内視鏡検査の途中で何らかの処置を受けた際には、食事内容の指導を受けるケースもあるので、クリニックの指示に従ってください。

内視鏡検査を受ける前日の飲酒について

内視鏡検査を受ける前日の飲酒はOK?

内視鏡検査を受ける際、前日から消化の良いメニューを食べることになります。その一方で、内視鏡検査を受ける当日朝以外は、飲み物に関しての制限はとくにありません。そうなると、前日夜の晩酌はしても問題ないと感じる方もいるでしょう。しかし、内視鏡検査を受ける前日の飲酒は避けた方が良さそうです。

前日の飲酒によって、内視鏡検査が受けられないケースもある

なぜ内視鏡検査を受ける前日の飲酒がNGなのかというと、胃腸への負担が考えられるためです。例えば自分では嗜む程度にしておこうと考えても、雰囲気によってはつい飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。他にもその日に限って普段よりも酔いやすくなっており、次の日の体調不良につながるかもしれません。体調が万全ではない状態で内視鏡検査を受けて、実際の検査中に気分が悪くなる方も少なくありません。そうなると当然、検査は中止になるでしょう。そういったリスクを軽減するためにも、内視鏡検査を受ける前日の飲酒は控えるように指導を受けます。

内視鏡検査の費用は?保険適用、自費診療だとそれぞれいくら?

内視鏡検査の費用は受けた理由によって異なる

内視鏡検査は受ける動機によって、保険適用になるかが変わってきます。例えば健康診断で再検査になったり、何らかの不調を感じて医師から勧められたりしたケースでは、保険適用になるでしょう。保険適用になった際も、自身が何割負担かによって当然支払い額は変わってきます。保険適用で内視鏡検査を受けるのであれば、3割負担で約6,000円、2割負担で約4,000円、1割負担で約2,000円が目安になるでしょう。そして、保険適用にならず全額自費での診療になるのは、自身の健康状態を知るために検査を受けた場合です。このケースでは全額が実費になり、2万円前後かかります。

ただし途中から保険適用になるケースもある

自分の健康状態を知るために内視鏡検査を受け、何らかの疾患が見つかるケースもあるでしょう。そうなった際には、当然そのまま治療に入ることになります。治療に関しては保険適用になるので安心してください。症状によっては検査の途中から保険適用になり、全額実費での支払いよりも安くなるケースもあります。